スタッフブログ

日本酒の味わいを、季節の料理や仲間と共に

皆様、こんにちは。
濃飛ファミリークリニックで
事務長を務めております佐藤佳成江です。
今回は私が記事を担当させていただきます。

記事を書くことにあたり
色々と考えてみまして、
私は日本酒が趣味で「日本酒造り」について
書いてみたいと思います。

私が日本酒を好きになったのは
子育てがひと段落したごろからで、
夜の晩酌のお供となり
気が付いたら大好きでした。

「日本酒」は
美味しいお料理とのペアリングが最高。
春夏秋冬の季節感を
「呑むと食べる」で感じています。

冬が過ぎ、春を感じ始める3月の第二週。
私の大好きなイベントがやってきます。
それは、日本酒造りが大好きな仲間と共に
愛知県の三河の山奥にある
関谷醸造株式会社さんに伺う事です。

酒蔵に行きみんなで日本酒を造る事は、
最近10年ほどは恒例行事となりました。

関谷醸造株式会社 愛知県北設楽郡設楽町


ここからはお酒造り体験の一日を紹介していきます。

お酒造りに参加する仲間は大体20名ぐらいです。
朝に春日井駅に集合し、仲間たちと談笑しながら
バスに揺られて二時間で関谷醸造さんに着きます。

目的地に着くとまずは会議室で、お酒造りの講習を受けます。
ちなみに、お酒造りはとっても繊細で
「前日当日の納豆は食べてはいけない」
「香水などはつけてはいけない」と
仕込みをする際のルールもあります。

講習の様子

講習が終わると、次は酒蔵に入ってお酒造り。
まずは、お酒の原料となるお米を研ぎ、すすぎます。
余談ですが、研ぎ方も繊細で
お米を水につける時間は秒単位で決まっていて、
手早く作業していきます。

お酒造りに使うお米は仲間の中で農家さんがいて、
思いのこもったお米を使用しています。

洗米の様子

お酒を造る大まかな流れは、以下の流れです。
全ては体験できませんが、1日でできる部分を体験させてもらいます。

–お酒造りの工程–
1.玄米を削って米を研ぐ、その後水で研ぐ
2.米を蒸す
3.麹造り(蒸した米に、麹菌を植える重要な工程です 完成まで2日ほど)
4.酒母造り(蒸し米に・麹・仕込み水・酵母を混ぜ、お酒の元を作る 完成まで2週間ほど)
5.もろみ造り(酒母をタンクに差し替え、仕込み水、麹米、蒸し米で仕込む 完成まで1か月程度)
6.上槽(もろみを絞り、酒と酒粕に分ける 生酒が出来る)
7.火入れ(生酒は生きているため、熱で殺菌し発酵を止める)
8.貯蔵・熟成・瓶に詰めて製品化

2.の工程 お米を蒸しています

3.の工程 蒸したお米を広げて、冷まし麹菌を植えます

4.の工程 「美味しくなーれ、美味しくなーれ」と声をかけ、混ぜています

6.の工程 お酒の絞り機 とっても巨大です

短い時間ではありますが、
色々な工程を体験させていただき
自分たちのお酒を造っていきます。

ちなみに作ったお酒は、
このようにラベルも貼っていただき
自分達オリジナルの日本酒になります。

瓶の色・ラベルも自分たちで決める、オリジナル日本酒

さて、お酒造りが終わりますと
待ちかねた昼食の時間です。

山の幸を中心とした、お酒にぴったりのメニューで

お食事の途中では、囲炉裏で作られた
絶品味噌汁も登場します。
店主の心のこもった自家製味噌を使い、
毎回、「なぜこんなにおいしいのか?」と
感動を覚えるお味です。何杯でもお替りできます。

赤味噌の絶品お味噌汁

そして、御料理のお供にはもちろんコレです!

日本酒の飲み比べを毎回しています

自分たちで昔作ったお酒、酒蔵のお勧めのお酒
日本酒が本当に美味しいです。
自分たちで作ったものを、
仲間とワイワイしながら呑むのは
最高のひと時でついつい呑み過ぎてしまいます(笑)

そして仲間と年を重ねていくのが
私のとっても楽しみな時間になっています。
これからも、酒造りを通して
思い出を語り合い、舌鼓を打ち、
日本酒をたしなむことが出来ればと思っております。

年を重ねると言えば、
毎年大晦日は当院が地域の当番で休日診療をさせていただいております。
その日は仕事が終わると1年最後の仕事納めをして、
院長と手作りの日本酒を呑みながら年越しをします。
何事もなく年を積み重ねていけることに感謝しております。

濃飛ファミリークリニック 事務長 佐藤佳成江