骨密度検査のご案内
当クリニックでは、骨粗しょう症の精密な検査(DEXA検査)を行えます。
骨粗しょう症とは、特に40代以上の女性のリスクが高くなっており、知らず知らずのうちに骨がもろくなってしまい、骨折や骨折の回復が遅くなるという事につながります。症状が出る前に投薬などで治療することができますが、それには正確な検査が欠かせません。検査自体は10分ほどで済む内容です。また、骨粗しょう症についての情報も提供しておりますのでご参照ください。
当クリニックでは、骨粗しょう症の精密な検査(DEXA検査)を行えます。
骨粗しょう症とは、特に40代以上の女性のリスクが高くなっており、知らず知らずのうちに骨がもろくなってしまい、骨折や骨折の回復が遅くなるという事につながります。症状が出る前に投薬などで治療することができますが、それには正確な検査が欠かせません。検査自体は10分ほどで済む内容です。また、骨粗しょう症についての情報も提供しておりますのでご参照ください。
☑ 65歳以上のすべての女性
☑ 家族に骨折や骨粗鬆症の病歴がある場合
☑ 運動不足の人
☑ 負荷が少ない状態で、骨折したことがある人
☑ 背中の痛みがある
☑ 3センチメートル以上身長が縮み、その原因が不明の65歳以上の方
1.まずはお電話で、ご相談ください。
2.診察
今気になっている症状など、確認します。
3.骨密度検査
当院ではDEXA検査を用います。
DEXA検査とは?
低被曝量のX線を用い、検査時間は10分ほどで骨密度を非常に正確に測定することが可能です。
腰と大腿の骨を測定し、若年成人の平均値を100としたときの現在の自分の骨量の割合を表した数値YAMで表します。YAMで80%未満は要注意、70%以下まで減ると骨粗しょう症と判定されます。
4.血液検査
効果的な治療のために血液検査を行います。
70%以下の方や80%以下で骨折のリスクが高い方や大腿骨、椎体の骨折のある方は治療の必要があります。治療法はたくさんある治療薬の中から効果的な治療薬を選ぶために、血液検査を行います。生化学検査、電解質、Ca、P、TRAC5b(骨吸収)P1NP(骨形成)1,25OHビタミンD、など検査を行い、結果を説明し治療薬を選びます。
5.診察
検査結果や治療法をお伝えします。
骨粗鬆症の治療には多くの飲み薬や注射薬があります。
大きく分けると骨を弱くする原因に対して次の3つになります。
1.古い骨を壊す力が強いとき、骨の破壊を抑える薬
2.骨を作る力が弱いとき、骨形成を高める薬
3.骨代謝バランスを整える薬、体内のカルシウム量を増やす薬。
破骨細胞が骨を壊す働きを抑える作用があります。
ビスホスホネート* | のみ薬の中でも、1日1回、週1回、月1回など服用間隔が違ういくつかのタイプがあります。点滴薬は、4週に1回、のみ薬のビスホスホネートを使用する場合、服用前後には空腹状態にしておく必要があり、服用後も30~60分間は上体を起こしておかなければなりません。副作用として吐き気や胃痛などの消化器症状がでることがあります。 |
抗RANKL抗体薬、デノスマブ* | デノスマブは半年に1回、医療機関で皮下注射する薬です。骨密度を上げる効果は高く、比較的重症の方に使われます。 |
SERM | SERMは女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があります。骨折のリスクがあまり高くない、閉経後の50~60歳代の女性に多く使われています。 |
*ビスホスホネートやデノスマブの副作用として、ごくまれに抜歯などの歯科治療時に顎の骨が壊死するケースが報告されています。歯科治療を受ける際には、骨を壊す働きを抑える薬を使っていることを伝え、口腔の衛生管理に努めてください。
骨芽細胞が骨を作る働きを促進する作用があり、「副甲状腺ホルモン薬」があります。
テリパラチド | 週に1回、医療機関で注射するタイプと、毎日1回、自己注射するタイプがあります。骨折の危険性が高い骨密度が極めて低い人に用いられます。使用できる期間は24か月間です。 |
ロモソズマブ | 「1骨の破壊を抑える」と「2骨形成を高める」の2つの特徴をあわせ持つ、月1回の注射薬です。 |
活性型ビタミンD3 | 破骨細胞の働きを抑えて骨を壊す作用を抑制します。また、小腸からのカルシウム吸収を促し、骨を作る働きも促進します。 |
治療の目的は骨折を予防し、健康上の問題がない状態で日常生活をおくれる健康寿命を伸ばすことです。
予防法対策の基本は3つです。
1.骨を強くする食事のポイント
丈夫な骨を作るためには、バランスの取れた食事を、正しく摂ることが大切です。骨の主成分はカルシウムとタンパク質ですか。日本人はカルシウムが不足しがちです。骨粗しょう症の人には食品から1日あたり700~800mg のカルシウム摂取が推奨されています。
2.運動療法のポイント
・40歳代後半から
週4日、1日8000歩を目安に自分のペースで歩いてみましょう。
・70歳代から
転倒予防する運動には、柔軟体操ストレッチ、バランス能力高める「フラミング体操」殿部や太ももの筋力を高める「椅子からの立ち上がり体操」があります。