ワクチンのメリット
ワクチンを接種することにより、あらかじめウイルスや
細菌(病原体)に対する免疫(抵抗力)を作り出し、病気になりにくくすることです。
接種によりその病気に対する免疫(抵抗力)がつくられ、感染症の発症あるいは重症化を予防することができます。
また、多くの人が予防接種を受けることで「集団免疫効果」が発揮されます。
現在当院では、下記の予防接種を受けることが可能となっております。
成人(高校生程度~)向けワクチン一覧
☑水痘・帯状疱疹ワクチン(ビケン、シングリックス)
☑肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス、プレベナー)
☑インフルエンザワクチン
☑新型コロナウィルスワクチン
☑HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
小児向けワクチン一覧
☑Hib(ヒブ)ワクチン ☑小児用肺炎球菌ワクチン ☑B型肝炎ワクチン ☑ロタウイルスワクチン
☑4種混合ワクチン(DPT-IPV) ☑3種混合ワクチン(DPT) ☑2種混合ワクチン(DT)
☑BCG ☑MR(麻しん風しん混合)ワクチン ☑水痘ワクチン ☑おたふくかぜワクチン
☑日本脳炎ワクチン
ワクチン接種のご案内
上記、ワクチン接種に関しましては当院での接種を実施しております。
事前確認の上、お越しいただければと思います。また、ワクチンのお知らせも患者様ページで行っております。
水痘(みずぼうそう)と帯状疱疹について
水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。
初めて感染したときは「水痘」を発症します。
その後、ウイルスは神経節に潜んで、加齢・ストレス・疲労などで免疫が低下すると再活性化し帯状疱疹を引き起こします。
強い痛みや皮疹を3から4週間伴うことが多く、皮疹が消えた後も長期(数ヶ月から数年以上)にわたり疼痛が続く、帯状疱疹後神経痛(以下PNH)を合併することがあります。
「帯状疱疹」予防ワクチンについて
対象年齢は50才以上です。
本人では50代から帯状疱疹の発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
加齢とともに帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行リスクは高くなり、50歳以上の患者さんの約2割がPNHに移行するという報告もあります。
「帯状疱疹」予防ワクチンの比較
ワクチンには2種類あり、比較情報をご提供いたします。
ビケン水痘ワクチン | シングリックス(新薬) | |
種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種方法 | 1回接種 | 2カ月間隔で2回 |
帯状疱疹予防効果 | 60代 64% 70代 41% 80代 18% |
50代、60代 97% 70代 98% 80代 91% |
効果持続期間 | 約5年 | 10年以上現在追跡中 |
長所 | 1回で済む 価格が安い |
後遺症PNHの予防効果もある 効果の持続期間が長い |
短所 | 効果持続が短い 生ワクチンのため免疫力低下時に打てない |
価格が高い 2回接種が必要 |
価格 | 8,250円(税込) | 1回 22,000円(税込) 2回 22,000円(税込) 合計 44,000円(税込) |