立春(節分)を過ぎ、寒さは厳しいですが、
これから春に向かっていきますね。
濃飛ファミリークリニック院長の佐藤です。
今の時期から始まる花粉症について、
今回はお話したいと思います。
花粉症については
毎年患者様を診察させていただきますが、
症状が大変な方もおり
いつもその姿に心を痛めております。
花粉症はアレルギー性の病気で、
ほぼ自然治癒はしない病気ですので治療が必要です。
治療方法も、つらい症状を抑えるものから
根本治療まであります。
患者様が望まれる治療法を
ご意向を伺いながら進めることが
大切だと思っています。
花粉が飛散する時期ですが
例年2月の初旬から飛び始めます。
年によって1か月程度早まったり
逆に遅くなったりします。
またピーク時の花粉の量も年によって
数倍も違うという事もあります。
対策は、色々ありますが
効果的なものでは「症状の前」から、
薬を服薬することで効果が大きくなります。
症状が出ていないのに
服用となると気が引けると思いますが、
花粉症に関しては、原因・時期がわかっていますので
薬による予防治療効果があります。
また、普段の生活でできる対策としましては
マスク、メガネは効果があります。
どちらも体にフィットしたものは
花粉が入りにくく効果が高くなります。
洗濯物を屋内で乾かす、窓を開けないようにする
加湿器をつかって適度な湿度にするのも効果があります。
今まで症状がなかった方でも、
鼻がムズムズ、目がかゆい・充血する、鼻づまりが続くなど
症状が出た場合は検査することもできますので
なるべく早めにお越しいただければと思います。
これからも、「頼りになる町のドクター」として、
地域のかかりつけ医の役割を全うしていけるように。
佐藤哲也