院長のブログ

急な運動の時、筋肉痛にご用心

先週、東京では桜の開花宣言がされました。
新しい年度の切り替えと「桜」
日本人ならではの奥ゆかしい切り替わりですね。
濃飛ファミリークリニック院長の佐藤です。

桜舞う今の時期から、
まだまだできる春スキーについてお話します。

私はコロナ前までは、よく2月~3月頃
高山や奥美濃にスキーに行っておりました。
1人で何回も黙々とすべる一人スキーです。
何度も何度も滑り、運動後のビールは格別で
ひそかな楽しみとなっています。

過去にさかのぼれば、10歳ごろに
父親にスキーに連れて行ってもらった
体験を鮮明に覚えており、
とても楽しかったことを覚えています。

当時は、木製のスキー板で、
転んだときに飛んでいかないように
紐で足首に巻き付けたりという
時代を感じる思い出もあります。

このスキーについてですが、
内もも、腰、肩など全身運動となり、
普段運動をしていない私は、
次の日必ず筋肉痛に見舞われます。

体中がきしむような、
筋肉痛ですがこちらについても
お話してみたいと思います。

筋肉痛についてはのメカニズムは、
「筋肉が強い疲労の際に起こる自然な現象で、
通常は自然に回復するもの」で、
ここまでは皆さんも身に覚えがあると思います。

また、運動の翌日や翌々日から
筋肉痛になることも、
年齢を重ねると多くなってきます。

年をとったなと…と落ち込む心配はなく、
「普段使っていない・普段以上に使い過ぎている」
ことからくる痛みですので、
これを機会に普段も体を動かすことを
意識しても良いかと思います。

回復には十分な休息が必要で、
過度な運動は避け、軽いストレッチやマッサージ、
温かいシャワー、湿布、アイシングなどの方法で
筋肉をリラックスさせることが効果的です。

痛みが強い場合には、痛みを和らげるために
市販の鎮痛剤を服用することもできます。
ただし、痛みが長引く場合では、
別の原因の可能性もあるため、
一度ご相談いただければと思います。

適度な筋肉痛は、元気な証拠。
これからも健やかに過ごしたいものです。

これからも、「頼りになる町のドクター」として、
地域のかかりつけ医の役割を全うしていけるように。

佐藤哲也